いろいろな銀行の多様な使い方

メガバンクの基本

メガバンクとネット銀行

日本全国に支店を展開しており、多くの顧客に幅広い金融サービスを提供できることが強みのメガバンクですが、2000年代より増加しているインターネット専業銀行でもメガバンクと同様に全国の利用客に様々なサービスを提供できるようになりました。

メガバンクとインターネット銀行の関係性は深く、日本初のインターネット専業であるジャパンネット銀行は三井住友銀行やNTT東日本、東京電力などの出資により、金融業の新たな試みの一環として設立されました。また、2006年より発足したじぶん銀行も三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同して設立した銀行です。

ネット銀行は、店舗を持たずインターネット上で運営をしている銀行で、金融庁からも「新たな形態の銀行」として認められている立派な金融機関の一つです。預金通帳も発行しておらず、カードのみの取引となります。

店舗も通帳もないのでリスクが大きいという印象を持たれがちですが、メガバンクや地方銀行などの一般金融機関と同様に預金保険制度の対象となっており、普通預金や定期預金に預入したお金は万が一のことがあっても保護されます。

店舗がないので人件費や建物維持費用などのコストを削減でき、振込手数料やコンビニATM手数料を低く抑えることができるという強みがあります。また、定期預金金利も高く設定することができ、各金融機関で定期預金金利が低迷している現在、ネット銀行の人気は更に高まっています。

ネット銀行では各行とも様々な商品を開発し差別化を図っています。三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資で設立した住信SBIネット銀行では、SBI証券の口座と連携させることで利用できるSBIハイブリッド預金という商品が人気です。SBI証券の口座開設や維持手数料は無料なので、証券口座を使わないという方でも利用できます。このサービスを使用するだけで、普通預金金利がメガバンクの何倍にもなります。

また、住信SBIネット銀行には資産管理機能として目的別口座を複数保有することもできたり、毎月の家賃支払いなどにも使える定額自動振込サービスなど、便利な機能が多数あります。その他にも、投資信託や外貨預金などの金融商品の販売や、ローンなどの貸付業務等、預金業務以外にも幅広いサービスを提供しています。

しかし、依然としてメガバンクの影響力が大きいのは、国際的な取引や大手企業に対する多額の金額の融資、金融グループ内の特性を活かした総合的な提案力など独自の強みがあるためです。高い専門性を持ち、あらゆるニーズに対して万能な能力を発揮できるという特性はメガバンクならではの強みです。